「いま、会いにゆきます」の感想あらすじ
【キャスト】
市川拓司原作の「いま、会いにゆきます」は、映画やドラマでも大人気となった作品。
主演は竹内結子、そして中村獅童、武井証、平岡祐太、浅利陽介、大塚ちひろ、田中圭、市川実日子、小日向文世、中村嘉葎雄です。
【あらすじ】
秋穂巧は、妻の澪に先立たれ、現在1人息子の佑司と2人で暮らす日々。
ところが、ある雨の日、妻にそっくりの女性が現れた。
喜ぶ二人だが、彼女は生前の記憶がなかったのです。
なので、巧と佑司を誰だか理解できないし、自分が1年前に亡くなったことも気づいてません。
そこで巧は、自分の妻で、佑司の母であることを説明し家に連れて帰ります。
そこから3人の生活が再び始まります。
もちろん、他の人たちには内緒で。
しかし、澪は6週間後には再び旅立つ運命にありました。
「いま、会いにゆきます」のみどころ
何度みても泣ける作品です。
この奇跡の物語がわかったとき、「いま、会いにゆく」の意味がわかります。
私が思うみどころは・・
・「記憶がなくても好きになっていく」
・「二人の恋愛」
・「なぜ6週間の奇跡が生まれたのか?」
「記憶がなくても好きになっていく」
澪は巧から、2人の出会いから結婚するまでの話を聞いていくうちに、改めて自分が巧のことが好きだったことに気づいていきます。
そこで、記憶が戻らなくてもあなたと佑司のことが好き。このまま奥さんでいられればいいと言います。
グッときます!
そして巧が「キスしてもいい?」と言い、再会後に二人はキスをします。
いいわ~
記憶がなくても二人の気持ちは繋がってる感じにただ感動。
「二人の恋愛」
二人の出会いは高校2年生。
最初、巧からみた二人出会いから結婚までの話をします。
巧の片思いから始まり、大学の時にようやく初デート。手紙のやりとりは47通。
しかし、巧は病気になり澪から離れることにした。
それからしばらく経ち、突然澪から呼び出され再会し、二人は結婚し、佑司が生まれた。
しかし、映画後半で巧が澪の日記をみつけ、澪の気持ちがわかります。
澪も高校生の時から巧に恋してたのです。
そう、お互い両想いでした。
それぞれの、高校時代からの気持ちがリアルにわかるところが良かったです。
「なぜ6週間の奇跡が生まれたのか?」
大学生の時、巧が澪に会いに行ったことがあります。
でも、男友達と話をしてる姿をみかけ、何も告げずに帰ってしまうのです。
それを見かけた澪は巧を追いかけ、横断歩道で車と接触してしまうのです。
意識不明になった澪が目を覚ますと、9年後の未来へタイムスリップしてたのです。
記憶がないまま、澪は妻として、29歳の巧と息子の佑司といろんな体験をします。
そして、目が覚めると元の世界の病室に戻ってた。
そう、澪は20歳の時にタイムスリップして、6週間の奇跡のあとに元の世界へ戻ってくるのです。
だから、突然ヒマワリ畑に巧を呼び出し、「大丈夫、私たちは」と言ったのでしょう。
すべてがわかったときは衝撃でしたが、これですべて繋がりスッキリしました。
「いま、会いにゆきます」のキャストの魅力
竹内 結子
この役は竹内結子の代表作でしょう、今でも。
澪はタイムスリップしたことで、自分が28歳の時に亡くなることを知ります。
違う道を選べば亡くなることを回避できたかもしれないのに、やはり巧のことが好き。
だから何があっても巧と結婚し、佑司を生むことを選びます。
そんな澪を見事に演じたと思う。
中村 獅童
そして、巧を演じた中村獅童。
今までの役とは違ってイメージが変わりました。
メモを取らないと忘れてしまうところや、一途に想う巧の役に見事ハマってました。
武井 証
巧と澪の子供佑司役の武井証。
見事な演技でした。
お母さんが再び現れ嬉しかったのに、雨の季節しかいられないと子供ながらに気づきます。
最後、二人で廃工場に行き、奇跡が叶うようにと四つ葉のクローバーを探すところ良かった。
久々にこの作品のことを思い出しただけで泣けてしまった・・・
お互いの相手を想う気持ちがわかり、このまま一緒にいられたらいいのにと何度も思わせる作品です。