【となりの怪物くん】ネタバレ感想/予告編でもウルッと来てしまう推し映画!!

引用元:(C)2018映画「となりの怪物くん」製作委員会

「となりの怪物くん」の感想あらすじ

注意
この記事は、作品のネタバレになるような内容を含む感想・レビュー記事です。

作品を未鑑賞の方はお気をつけください。

【キャスト】

菅田将暉、土屋太鳳、古川雄輝、山田裕貴、池田エライザ、浜辺美波、佐野岳、佐野史郎、速見もこみち 他

【あらすじ】

運動神経抜群で腕っ節も強い超問題児・吉田春(菅田将暉)と友人も作らず一人で黙々と勉強だけしか興味がない水谷雫(土屋太鳳)との青春ラブストーリー。

 

春は、IQが高く奇想天外で突飛な行動をとってしまう高校生。高校入学後も問題を起こしてしまい、学校には行ってない。そんな春を周りは怖がっていたので友人はいなかった。

 

春との出会いはクラスメイトで席が隣だったため、担任から入学のしおりを春に渡してほしいと頼まれて渋々持って行った時。

 

春は雫が来てくれたことが嬉しくてはしゃいで、はじめての友達だと子どものように喜ぶ姿に雫は何となく気になっていく。

 

春は雫に会いたくて高校へ行くようになり、ふたりの不器用な関係と、強烈に惹かれていく想いが高校生活を楽しいものへと変えていく。

 

そして、西野カナが歌う甘い主題歌「アイラブユー」が物語を染めていく。

「となりの怪物くん」のみどころ

・春の問題行動

 

・雫の純粋な想い

 

・ふたりの苦悩

春の問題行動

冒頭から痛快なアクションシーンから始まり、すぐに物語に引き込まれていきます。

春が校舎の屋上から躊躇なく地上の駐車場に停めてある車へ飛び降り、同じ学校の数人の生徒を殴り飛ばしていきます。

アクション映画のような迫力あるシーンで興奮します。

 

こんな春の様な同級生を見たら、「うちの学校、やばいヤツいるな・・・関わらないようにしことう」って思いますよね。

まさにそんな感じ。でも、そんな奴って気になっちゃうんですよね。

 

春は思ったことを迷わず行動します。

他人にはわかりにくい突拍子もない激しい行動は恐怖さえ感じてしまいます。

ただひとり、理解してくれた雫の存在が春に変化をもたらします。

猪突猛進に雫だけを信じて追いかけていく春の姿は、次第に応援したくなっていきます。

 

雫の純粋な想い

雫も春とは違う理由で友達がいない。

勉強大好き、他人に興味がない、秀才で冷静沈着。でも純粋で心優しいのです。

 

「ありがちな設定かな?」と思いますが、それがまた、とても心地良いのです。

良い意味で期待を裏切らず、期待値以上の「かけあい」があります。

菅田将暉と土屋太鳳のコンビは抜群ですね。

 

春と雫の共通点は純粋で嘘がないところで、お互いを認め合っています。

しだいに春の猛プッシュもあって徐々に雫の心が揺れ動いていきます。

 

ふたりの苦悩

春と雫の友人は学校生活の中で、増えていきます。

春は喜び、雫は戸惑いながらも友情を育んでいきます。

 

ありがちだけど、羨ましい設定です。素直に映画にのめり込めます。

 

しだいに春の雫への想いは強くなり、一方で雫は春の類い希な頭脳と生い立ちに嫉妬と甘えが増していくのを自覚します。

ただ、春は自分に特別な才能があるとは自覚していません。

いつも自分と関わった人を傷つけ、自分から去って行くことに苦しみ悩みます。

そんななか、雫と春の両方の兄から「春さえいなければ」という言葉を、浴びせられたシーンは胸が苦しくなります。

追い打ちですよね・・・

「となりの怪物くん」のキャストの魅力

菅田 将暉

春は菅田将暉?と思うほどぴったりの配役で、春の内面を表現できていたと感じました。

一見簡単そうなキャラクターでありながら、ともするとしらけたり、わざとらしく感じてしまうので頃合いが難しい役柄だと思います。

でも、何通りもある春の表情を巧みに使い分ける実力派の俳優ですね。

土屋 太鳳

雫の深い感情を見事に演じたのはお見事でした。

土屋太鳳の運動神経の良さが活きた役柄だったと思います。

春とのかけ合いは抜群と感じます。ラストシーンの微笑みは必見です。

池田 エライザ

池田エライザは、高校生とは思えないルックスで登場します。

ファッションモデルというキャリアが演技に滲みでており、とてもクールです。

派手な容姿とは裏腹で真面目な友人(夏目あさ子)として、この物語の主要な位置づけとなっています。エライザちゃんの可愛い仕草や話し方も見所のひとつです。

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