「阪急電車 片道15分の奇跡」の感想あらすじ
【キャスト】
中谷美紀、戸田恵梨香、南果歩、谷村美月、有村架純、芦田愛菜、小柳友、勝地涼、玉山鉄二、宮本信子他
【あらすじ】
電車にはたくさんの人、いろんな人が乗っている。
高瀬翔子(中谷美紀)は、自分を裏切った婚約者の結婚式に、ウェディングドレス姿で乗り込んだ帰りだった。
森岡ミサ(戸田恵梨香)は、DV彼氏との付き合いを悩みながらも別れられないでいた。
伊藤康江(南果歩)は、自分と合わないママ友たちに合わせるのに疲れていた。
門田悦子(有村架純)は、年上の彼氏と付き合いながら、自分の志望校について悩んでいた。
萩原時江(宮本信子)は、息子夫婦との関係がうまくいかないでいた。
人の数だけあるそれぞれの事情、悩み。
それらが少しずつ関わり合い、交わり合い、奇跡を起こす。
片道15分の阪急電車で起こる、ほっこり心が温かくなる愛の物語。
映画と言えば、音楽がテーマではありませんが、やはり「阪急電車 片道15分の奇跡」ですよね?
予告編の最後に、仁川と小林駅の間の桜並木を走る阪急電車のシーンが美しいです。映画公式サイト→ http://t.co/5vpTq4W0Wo pic.twitter.com/QL7LAz0KS9— 阪急電鉄 【公式】 (@hankyu_ex) October 28, 2014
「阪急電車 片道15分の奇跡」のみどころ
・高瀬翔子のエピソード
・ある少女のエピソード
・出演者がとにかく凄い!
高瀬翔子のエピソード
高瀬翔子(中谷美紀)は婚約者を、職場の後輩に寝とられてしまい、後輩のお腹の中にはすでに赤ちゃんもいました。
翔子は裏切った二人の結婚式に、ウェディングドレスで出席し、その帰りの阪急電車で、荻原時江(宮本信子)に出会うのでした。
時江の空気感がすごく良かったです。
ウェディングドレス姿で結婚式の引き出物を持っている翔子を見て、すぐに訳ありだということを察知した時江。
「討ち入りの成果はどうだったの?」と翔子に優しく尋ねるシーンが、私は大好きです。
年をとっても常識に凝り固まることなく、柔軟な考えを持っている時江がすごく素敵だなと思いました。
「年配の方には怒られると思っていました。」と言う翔子に、
「年齢と考え方は関係ないのよ。」と言う時江。
悲しみのどん底にいた翔子が、素敵な老婦人との出会いで前向きな気持ちになっていくこのシーンが見どころの一つです。
ある少女のエピソード
ある小学生の少女が、駅のホームで女の子数人に仲間はずれにされていました。
意地悪する女の子たちに凛とした態度で立ち向かう少女の様子を、ずっと見守っていたのが高瀬翔子でした。
駅のベンチに一人ポツンと腰かける少女に、
「隣いいかしら?」と声を掛けて、隣に座る翔子。
二人の様子は、まるであの時の時江と翔子のようでした。
このシーンの中で私が大好きなセリフを一つご紹介します。
高瀬翔子が少女に話すセリフです。
「綺麗な女はね、損するようにできてるのよ。――私とかあなたみたいにね。」
他の女性が言うと反感を買いそうですが、中谷美紀さんが言うと、説得力があってめちゃくちゃ格好良かったです。
翔子の言葉にどんどん元気になっていき、最後は笑顔を見せる少女。
このシーンは涙が止まりませんでした。
翔子はあの時の時江への感謝の気持ちを、この小さな少女を通じて恩返ししているのだなと、私は思いました。
優しさは連鎖していくのですね。
心が温かくなりました。
出演者がとにかく凄い!!
阪急電車に乗る様々な人たちのエピソードが繋がっていくこの映画ですが、出演者がとにかく凄いです。
それぞれのエピソードの主人公である中谷美紀さん、戸田恵梨香さん、宮本信子さんなどはもちろんなのですが、脇役を固める俳優さんたちも凄いです。
中谷美紀さんを裏切った婚約者役に鈴木亮平さん。
戸田恵梨香さんの親友役に相武紗季さん。
有村架純さんの年上の彼氏役に玉山鉄二さん。
今では主役級の俳優さんたちが、次々と脇役として登場されるので、とても楽しかったです。
次は誰が出てくるかなと、探しながら見るのもおすすめです。
「阪急電車 片道15分の奇跡」のキャストの魅力
中谷 美紀
自分を裏切った婚約者の結婚式にウェディングドレス姿で乗り込む女性、高瀬翔子を演じています。
中谷美紀さんといえば、とにかく美人!
女優さんの中でもトップクラスではないでしょうか。
この映画でもウェディングドレス姿がお似合いで、とても美しいです。
2018年にドイツ出身のビオラ奏者と結婚された中谷美紀さん。
これからも公私共に輝き続けていてほしいと思います。
宮本 信子
息子夫婦と関係がうまくいかない女性、荻原時江を演じています。
私が初めて宮本信子さんを見たのは、両親がテレビで見ていた「スーパーの女」という映画でした。
まだ小学生だった私ですが、個性的で演技が上手い宮本信子さんが印象的で、今でもよく覚えています。
いつも演技が自然体で、どんな役をされていても本当にこんな人がいるんじゃないかと思ってしまいます。
芦田 愛菜
荻原時江の孫である荻原亜美を演じています。
この映画は2011年の作品で、芦田愛菜ちゃんは当時6歳でした。
ドラマ「マルモのおきて」で大ブレイクしていたのとちょうど同じ頃ですね。
小さい愛菜ちゃんが一丁前に話すのがめちゃくちゃ可愛かったです。
現在は、上品な凛とした女性になられていますよね。
これからどんどん綺麗になっていく愛菜ちゃんに、これからも注目したいと思います。