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「コンタクト」の感想あらすじ
【キャスト】
ジョディフォスター、マシューマコノヒー、トムスケリット、ジョンハート、ウィリアムフィクナー、デヴィッドモース他
【あらすじ】
幼いころに両親を亡くしたエリナーアロウェイは、SETI(地球外知的生命体探査)のプロジェクトを進める研究者。
しかし常人には理解を得にくいプロジェクトに予算は打ち切られ、施設からも追い出される。
最後のプレゼンテーションでようやく表れたスポンサーにより、ニューメキシコにて研究は再開。そこで惑星ヴェガからの電波信号をキャッチする。
ヴェガの解析、協力を進めていたが、天文学の権威ドラムリンや政府の介入により、次第にエリーは冷遇されていく。
困難な状況のなか、唯一のスポンサーだった人物ハデンのアドバイスにより、エリーはメッセージの解読に成功。
そして、ヴェガへの移動装置の建設、乗組員の選定が進むそしてが、科学、政治、宗教の対立が勃発する。
その先でエリーはどこへ行き、誰と会い、何を見て、何を持ち帰るのか?
エリー(をはじめとする一人一人)の自己探求と世界の真理の探究へといざなう壮大なSFヒューマンドラマ。
「コンタクト」のみどころ
・単純なSF映画とは一線を画す壮大なヒューマンドラマ
・もちろんSF映画としても楽しめる迫力、星、宇宙の魅力
・人生を支える一文の宝庫、名セリフの数々
単純なSF映画とは一線を画す壮大なヒューマンドラマ
単純なSF映画、つまりスリルや迫力を求め、宇宙人を見たい!と思っていると、この映画は予想外かも知れません。
宗教と科学、政治…そういった異なるものの対立と歩み寄り、その全ての救済のドラマなのです。
分野の対立もあります。
人と人の対立もあります。
そういった異なるもの同士が歩み寄り、接点を見出し、魂と魂のつながり、絆を促す。
そういったメッセージを映画全体からだけでなく、SF映画の主役?の宇宙人が語りかけてくれます。
もちろんSF映画としても楽しめる迫力、星、宇宙の魅力
ヒューマンドラマとしておすすめしましたが、もちろんSF映画の醍醐味も味わえます。
宇宙人が設計した移動装置と思われるマシン。
マシンによる旅路(あえて旅路と言わせていただきます)の道程。
宇宙、天文、科学、数字の魅力。
研究者のリアリティ。
原作者である天文学者カールセーガンはNASAの発足以来、宇宙計画に関わり、アポロ計画では宇宙飛行士の指導にあたった人物。
この映画では原作者としてだけでなく、共同プロデューサーとしても名を連ねています。
彼の非常に幅広い視野が映画の中に詰め込まれていると言えるでしょう。
人生を支える名セリフ、シーンの数々
映画の根底を流れるかのように何度も出てくるセリフもあります。
ここではあえて前後の説明は抜きにして、映画の中で探して見てもらいたいと思います。
印象的なシーンもいくつか。
果てしない旅路、経験から生まれた主人公エリーの感情、語り。
「証明も説明も出来ない畏敬の念と希望。」
私もこの映画を通して、多くの方に感じてもらいたいと願っています。
最後に恋人パーマージョスの言葉をご紹介しましょう。
彼女を信じますか?と問われた時の彼のセリフは、最上級の愛のメッセージ。
どんな恋愛映画のセリフよりも心にグッとくる深い愛の表現です。
「科学と宗教の違いこそありますが、目指すものは同じです。真理の探究。僕は彼女を信じる。」
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「コンタクト」のキャストの魅力
ジョディフォスター
幼いころに両親を亡くし、天涯孤独の中で研究者として地球外知的生命を探し続けるエリナーアロウェイ(愛称はエリー)を演じています。
エリーの頭脳明晰な知的さ、両親を失ってしまった孤独、誰にも心を許さない、許してしまうことをおそれている心の壁、研究者としてのこだわり、頑固さが伝わる演技です。
マシューマコノヒー
エリーと互いに惹かれあい、恋愛を超えた絆を育てていくパーマージョスを演じています。
エリーの激しさや心の壁を包み込む懐の深さ、仕事上の立場にありながら恋に揺れてしまう人間っぽさを魅力的に伝えてくれます。
ジョディフォスターのクールさとマシューマコノヒーの人間っぽさ。
二人はなんとなく水と油、正反対のイメージなんですが、それがかえってこの映画の登場人物にぴったりだと思います。
ウィリアムフィクナー
盲目の研究者であり、エリーの同僚であるケントを演じています。
役柄、設定にぴったりの細やかなうごき、しぐさが見所です。
そしてこのケントはシーンのいくつかで重要なキーマンとなります。
盲目であるが故の繊細さによって、様々なジャッジ、謎の解明に関わる非常に重要な役どころです。