【ゴースト・イン・ザ・シェル】で「攻殻機動隊」の世界を超絶堪能!!

『ゴースト・イン・ザ・シェル』のあらすじ

【キャスト】

スカーレット・ヨハンソン、ピルー・アスベック、ビート北野たけし、ジュリエット・ビノシュ、チン・ハン他

【あらすじ】

現在からそう遠くない未来、ネットと自らの脳を直接繋いでアクセスする電脳技術の発達に伴い、人類は生身の身体をサイボーグ化させる義体化に成功していた。

事故によって脳以外の全身を義体化した“少佐“と呼ばれるエージェントは、テロ行為やサイバー犯罪を捜査する組織公安9課を率いて任務にあたっていた。

サイバー技術を開発するハンカ・ロボティックス社のテクノロジーを狙ったテロ集団を追跡するさなか、少佐は自身の記憶が操作されていることに気付く。

「自分は何者なのか」という疑問を抱きながら事件を追う少佐は失われた過去の記憶を徐々に取り戻していくが、そこには驚くべき真実が隠されていた。

『ゴースト・イン・ザ・シェル』のみどころ

・「攻殻機動隊」の世界観をそのままに映像化

 

・見ごたえのあるCG、多彩なアクションシーン

 

・アナザーストーリーとして楽しめる

「攻殻機動隊」の世界観をそのままに映像化

映画の原作は「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHEL」(著者/士郎正宗)というSF漫画になります。

コミックスが発売されたのは1991年なので、今から30年ほど前に発表された作品です。

劇場版アニメが1995年に公開されて以来、現在に至るまでTVアニメ、コミカライズ、小説化、ゲーム化など多様なメディア展開がされている人気のある作品です。

満を持してのハリウッド実写映画化ということで、原作ファンである私も公開をとても楽しみにしていました。

映画監督を務めたルパート・サンダース氏によると、原作のコミックスや劇場版アニメ「GHOST IN THE SHELL」(押井守監督作品)などを参考にして、「攻殻機動隊」の世界観を最新の映像技術を用いてリメイクしたとのことです。

サンダース監督の言葉通り、映画の中に原作のシーンがしっかりリスペクトされています。

「ああ、これはあのシーンだ」と思い当たるところがいくつもあって、うれしくなりました。

見ごたえのあるCG、多彩なアクションシーン

「攻殻機動隊」シリーズではおなじみの、いろいろな言語や立体映像を使ったネオンのひしめく大都市のビル群の光景も見事にCGで再現されています。

なにげないワンカットの背景シーンも丁寧に作られていて、制作スタッフのこだわりが感じられました。

敵の兵士やロボットと戦う少佐や公安9課のメンバーたちのアクションシーンは迫力があり、原作ファンはもちろん、アクション好きの人も必見です。

サスペンス展開のストーリーはテンポ良く、派手なアクションを織り交ぜてさくさく進んでいくので、途中で飽きることがありません。

隠された少佐の過去が明らかになるにつれ、私もドキドキハラハラの展開にグイグイ引き込まれていきました。

アナザーストーリーとして楽しめる

原作のコミックスを読んでいる人や、過去の映像作品を観ている人はもちろんですが、今作は「攻殻機動隊」をまったく知らない人でも楽しめるように工夫されています。

専門用語などはわかりやすく表現されているので、ストーリーとアクションシーンを純粋に楽しむことができました。

原作の「攻殻機動隊」では、物語の最後に主人公である少佐は公安9課を去りネットの世界へと姿を消しますが、今作では一人の人間としてこれまで通り生き続けることを選びます。

私は原作を読んで最後に少佐が去ってしまうことを寂しく感じていましたが、今作では彼女が過去の記憶を取り戻し、現実世界にとどまることを決意したシーンにほっとしました。

“過去の記憶を自分の存在証明にするのではなく、これから何をしようとするかが自分を決める”という少佐のセリフにはとても感銘を受けました。

今作の劇場版「ゴースト・イン・ザ・シェル」は、「攻殻機動隊」の世界観をもつアナザーストーリーのひとつとして観賞すると、違和感なく楽しめると思います。

『ゴースト・イン・ザ・シェル』のキャストの魅力

スカーレット・ヨハンソン

主人公の少佐を演じているアメリカの女優で、日本では「スカヨハ」の愛称で親しまれています。

冷静で優秀な女性エージェントの役を体当たりで演じています。

アクションシーンでは身体にフィットした戦闘用のスーツを着けていて、彼女のスタイルの良さが際立っています。

2006年にはアメリカの男性誌で行われた「世界で最もセクシーな女性100人」ランキングのトップに選ばれたのもうなずけますね。

ピルー・アスベック

公安9課に所属するエージェントの一人、バトーを演じています。

原作のイメージに沿った外見で、バトー役にぴったり合っていると思いました。

ストーリーの中で生身だった両目を負傷し、義体化して現れるシーンがあり「攻殻機動隊」の世界観がビジュアルでわかりやすく表現されていました。

少佐を補佐する立場ですが、アクションシーンでも活躍しています。

“ビート”北野たけし

公安9課の創設者であり、課長でもある荒巻大輔役を演じています。

少佐の上司で彼女に任務を与えたり、ときには外部の圧力からかばったりと、厳しくも頼れる存在です。

椅子に座って指示を出している役どころかと思いきや、彼自身が敵と戦うシーンもあり、重厚な演技力と存在感に圧倒されます。

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