「イット・フォローズ」の感想あらすじ
【キャスト】
マイカ・モンロー、キーア・ギルクリスト、ダニエル・ゾヴァット、ジェイク・ウィアリー、オリヴィア・ルッカルディ、リリー・セーペ
【あらすじ】
ある夜、19歳のジェイ(マイカ・モンロー)は男と一夜の関係を築く。
しかしその後男が豹変。気絶させられ気が付くと椅子に縛り付けられているジェイ。
「‘’それ‘’に殺される前に誰かに移せ」男に命令された直後、遠くから何かがゆっくりとこちらに歩いてくる。
謎の存在‘’それ‘’は移された者にしか見えず、もし捕まると必ず死が待っているという。
どこにいてもずっと追ってくる恐怖。果たしてジェイは‘’それ‘’から逃げ切ることができるのだろうか。
「イット・フォローズ」のみどころ
後ろに張り付く恐怖に背筋が凍る!
効果音などでびっくりさせる系ではなく、正体がわからないものにずっと追われ続けるじっとりと張り付くような恐怖が味わえます。
洋画は驚かせる系が多いのに対し、日本映画はぞわっとするような恐怖が多いので、本作品は日本人には好かれやすい内容だと思います。
‘’それ‘’は気づいたら近くにいて、ただひたすらに追ってきます。
幽霊などは基本的に夜など、暗いところにしか現れませんが‘’それ‘’は昼夜問わず現れます。
しかも毎回姿が違っていて、見知らぬ老婆であったり、長身の男であったり、裸の女であったり様々です。
時には自分の知り合いの姿もしているため、油断してしまいそうになります。
私が一番怖かったシーンは、ジェイの家の中に入ってきて、ドアの前に現れるシーンです。
何度見てもあのシーンには背筋が凍ります。
よく考えてみると切ない…
観終わってみて気づいたのですが、‘’それ‘’は肉体関係を持つことによって移されますが、もし好きな人とやっと結ばれたときに実は移されていたと気づいたら切なくなりませんか?
好きな人に裏切られたと同じで、絶対にやるせない気持ちになります。
しかも自分から他者へ移すときは、好きでもない人と寝なければなりません。
呪いを移す方法が今までになく斬新で、なんとなく切なくも感じました。
友人たちの協力
ジェイは‘’それ‘’を移された後、友人や妹に協力してもらい、何とか逃げ切ろうと足掻きます。
‘’それ‘’は移されたことのある者にしか見えないので、姿が見えないはずなのに、友人たちはジェイを信じて助けようとしてくれるのです。
友人のポールは絶対に下心がありそうですが、妹のケリーは家族として手助けしてくれます。
家族愛系に弱い私は姉妹の強い絆に感動しました。
「イット・フォローズ」のキャストの魅力
マイカ・モンロー
主人公のジェイを演じています。
美人でスタイルもよく、ジェイ役にピッタリだと思いました。
「イット・フォローズ」と同年公開映画「ザ・ゲスト」にも出演しています。
私と同い年とは思えないほど、色気たっぷりでこれからもたくさんの映画に出演してくれることを期待しています。
キーア・ギルクリスト
友人のポール役を演じています。
広いおでこのが特徴的で、一度見たら忘れられないほど印象付けられます。
映画への出演はまだまだ少ないですが、もっとたくさんの映画に出てほしいです。
ダニエル・ゾヴァット
隣人のグレッグ役を演じています。
ジェイのことが好きで、身を挺して守り、自ら進んで呪いを移される姿が格好良かったです。
映画「ドント・ブリーズ」にも出演しており、男気ある演技が魅力です。